1896年初回オリンピックの開催地、アテネでスタートし、2回目はパリ、3回目はセントルイス、4回目に再びアテネ大会が行われた記録が残っています。

この近代オリンピックは第1回からすでに夏季大会だったことが分かります。

1924年から、フランスのシャモニーモンブランで冬季大会がスタートしました。冬季大会が加わり、1年で2回夏季大会と共にスポーツの祭典が行われることになりました。

さて、オリンピックは4年に1回の開催は殆どの方がご存知でしょう。日頃は何となく「オリンピックは4年に1回行われているものだ。」くらいにしか考えられていません。

それが当たり前としか思っていませんか?皆さんの中にはどうしてオリンピックが4年に1回に行われているのか、その詳しい理由を知りたいと思いませんか?

これは古代オリンピックからさかのぼってちゃんと理由がありました。

古代の時、「4年周期をオリンピアード」とし、それがきっかけで初回の古代オリンピックが行われたことが理由づけられています。

一般論として、古きギリシャ人が太陽暦を8年使用しており、それはとても大切な意味を示していました。ですが最初は8年ごとの開催が、後に4年に変更された説もあります。

それにオリンピックの開催の年って、必ず「うるう年」になってますよね?これは別に理由はないのですが、第1回のアテネ大会がうるう年だったので、偶然そうなったのです。

あれこれ調べると、そんなに難しい理由ではないような気がしますが、大昔のギリシャ人は何かしら特殊なこだわりがあったとも考えられます。

4年に1回のオリンピックだと、何だかすごく次回の大会が先に思えますが、実はその間の4年間とはとても重要なのです。

オリンピックが本格化して、アマチュアから有望な選手を出すための色んな大会が行われます。いわゆるオリンピック出場の資格を得るためです。

記憶に新しい2012年のロンドン大会で調べてみました。例題として柔道を挙げてみます。オリンピックに出場するにはIJFグランプリシリーズに出て、高いポイントを獲得する必要があるのです。

このグランプリ大会で上位ランクで、ポイントを獲得すると晴れてオリンピックの正式選手になれるのです。ですがこの条件は非常に厳しいです。

上位へ入るためには、最低でも○○位までにとどまっていないといけません。これは男女違うのですが、まあ簡単に言えば、勝利数が多いほど有利になれる、ってことです。

なかなかオリンピックの選手になろうとすると、本当に狭き門です。何しろ4年に1回しかないスポーツの祭典ですから。スポーツ選手ならば、誰もが一生に一度は参加してみたい憧れ、そして価値ある大会です。

選考から外れると、今後4年間待たなくてはなりません。スポーツ選手に取って、オリンピックに出場することは最大の目標、そして世界で自分の力を試す重要な場でもあるのです。

残念なことにオリンピックに出られなかったスポーツ選手の悔しさは半端じゃありません。でもその悔しさをばねにして、次の4年後へ賭ける!

まさにスポーツ選手の精神力が養われる重要な4年間とも言えます。

それに各国でオリンピックを開催するとなると、想像もつかないような莫大な費用がかかります。ですから4年に1回の開催で丁度いいような気がします。

これはあくまで自分自身の個人の意見です。